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GA4 エンゲージメントについて

 

こんにちは。カミジョウです。

今回は、GA4から新しく追加された指標「エンゲージメント」について書いていきたいと思います。

 

公式ヘルプで確認するとエンゲージメントとは「サイトやアプリに対するユーザーの操作」と定義されています。(引用:アナリティクスヘルプ

 

ヘルプで掲載されている例としては以下などがあります。

  • コンテンツ配信者の場合は、ページを下方向にゆっくりスクロールするといった操作がエンゲージメントになります。ユーザーが記事の長さを確認するためではなく、内容を読むためにスクロールしていることを示すエンゲージメントです。
  • e コマースサイトの場合は、商品の詳細ページを閲覧する、特定のページに一定時間留まるといった操作がエンゲージメントになります。

上記のことから、このエンゲージメントは今まで以上にユーザーの行動、操作が分かるものとして重要な指標になります。

 

では、具体的にエンゲージメントを使用した指標にはどのようなものがあるのか。

【エンゲージメントのあったセッション】

エンゲージメントのあったセッションとは以下のように定義されています。

  • 10秒以上続いたセッション
  • コンバージョンイベントが1回以上発生したセッション
  • ページビューまたはスクリーンビュー(アプリ内表示)が2回以上発生したセッション

以上のことから、よりユーザーの行動、操作が分かるようになっています。

【エンゲージメント率】

エンゲージメント率とはすべてのセッションから「エンゲージのあったセッション」の割合のことです。
このエンゲージメント率が高いと、「ユーザーに必要な情報が提供できているページ」と判断することができます。

【平均エンゲージメント時間】

平均エンゲージメント時間とはウェブサイトがユーザーのブラウザ上で操作可能な状態で表示されていた平均時間、またはモバイルアプリがユーザーのデバイス上で操作可能な状態で表示されていた平均時間のことです。
この平均エンゲージメント時間でも、ユーザーに必要な情報を提供できているか判断できているか判断することができます。

いままでのユニバーサルの場合は「直帰率」や「離脱率」でユーザーの満足度を判断したりしていたと思います。しかし、ユニバーサルではそのページが重要なページやLPの場合でも、そのページのみ閲覧して、離脱した場合「直帰」として判断されてしまいました。(LPの場合、直帰率が高くなる傾向があり、満足度の判断が難しかった)

エンゲージメント率の場合、1ページであっても10秒以上閲覧していた場合はエンゲージメントのあったセッションと認識されるため、今までよりページの満足度が把握できるようになりました。(LPでも条件によっては、エンゲージメント率が高くなり満足度が高いと判断しやすくなった)

 

今後はこの「エンゲージメント」の指標を「コンテンツの向上」に活用していくことが重要になります。