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SEOについて。改めて。Googleに存在を知ってもらおう!

こんにちは、タナカラの中村です。
今回のコラムでは、常日頃お客さまに説明したり、タナカラとして実践しているSEOについて、改めて書いておきたいと思います。
とても1回で済む内容ではないので、複数回に分けて書きます。

 

Googleが知らないサイト = 存在しないサイト

お仕事をいただく際、仕様書によく「SEO(サーチエンジン最適化)対策を講じること」というような一文があったりしますが、弊社のようなWEB制作会社にできることは案外限られていると言えます。

そんな中で、SEOとしてできること、やるべきことの第一は、検索サイト(Google)にウェブサイトの存在を知ってもらうことです。

どれほど有名なサイトでも、検索サイトを経由してアクセスするユーザーは一定数存在します。
ましてや立ち上げてまもない場合、その割合は大幅に増えます。
そうなると、Googleの検索結果に表示されることは非常に重要になってきますが、そもそもGoogleは存在を認識している(インデックスしている)サイトしか表示しません。
つまり、Googleが知らないサイト = 存在しないサイト といっても過言ではないわけです。

2022年の段階で全世界で約19億は存在し、今なお増え続けているウェブサイト。
新たに立ち上げたサイトは、大海原にひっそりと漕ぎ出したボートのような存在でしかありません。

こんな感じ?

Googleのクローラーは優秀ですから、大海原に漂っていてもちゃんと見つけて、インデックスしてくれます。いつかは・・・

待ってられません!

サイトを公開したらすぐに自らの存在をきっちりとGoogleに伝え、認識してもらう必要があります。
そのためにGoogleの「Search Console」を利用します。

Search Console

「Google Analytics(グーグル・アナリティクス)」は知っているけど、「Search Console(サーチ・コンソール)」って・・・?という方もいるかもしれません。
実は「Search Console」、非常に重要です。

  • Google Analytics
    ご存知のとおりサイトのアクセス解析ツールで、ユーザーがサイトに『訪れてから』の行動を分析するためのものです。
  • Search Console
    Googleにサイトがどのように認識されているかを知るためのツールで、ユーザーがサイトに『訪れる前』の行動を解析することができます。

まずは「Search Console」を使って、サイトの情報(サイトマップ)をXML形式のデータで送信して、Googleに存在を知らせ、インデックスされること、これがSEOの非常に大事な一歩です。

Search Consoleでサイトマップを送信

ちなみに、「Search Console」の利用方法として、サイトマップを通知してインデックスを促すことは初歩の初歩で、その時点でGoogleに認識されているページ数や、Google上でサイトが『どのようなキーワードで、検索結果として何回表示され、平均で何回クリックされ、掲載順位(平均)はどのくらいか』という、とてもとても興味深いデータなどがわかります。
眺めていると、何とかしたくなる「魔力」があるツールなのです。

余談ですが、タナカラでは主にサイトを保守管理させていただいているお客さま向けに「TANAKARA CHECKUP」というアクセスデータのレポーティングシステムをご提供しています。
「Google Analytics」と「Search Console」から主要なデータを抽出し、月毎にわかりやすく掲載しています。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください

TANAKARA CHECKUP

 

知られちゃマズいものだってある?

サイト内のページであれば「Search Console」を使ってGoogleのインデックスをコントロールすることができます。
ですが、Googleのクローラーは優秀です。
時間の経過とともに、サイト(サーバー)内の隅々までチェックしてくれます。
そうすると、思いもよらぬものが検索結果に表示されてしまうことも・・・

特に気をつけたいのが「PDF」です。
もう掲載不要となったPDF、差し替えた後のPDF、きっちりサーバーから削除していますか?
しませんよね。

例えばWordで作ったドキュメントをそのままPDFにした場合、タイトルやその中のテキストをGoogleはバッチリ認識しちゃってます。
すると、サイト上からは見られなくなったはずのPDFが、検索サイトを通じて見られてしまう・・・なんて、まさかなことがありえます。

こうならないように、GoogleのクローラーにPDFをインデックスさせないような対策をとっておくことも大切です。

 

検索サイト(Google)に対して、認識してほしいこと、してほしくないことを正しく伝えること。
これがSEOの第一歩です。

次回は、Googleの検索の仕組みについて書きたいと思います。
それではまた。