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「ガチなが」ロゴ制作秘話

 

こんにちは。タナカラ・デザイナーの唐澤です。

今回は、長野県直営共創型ふるさと納税受付サイト「ガチなが」のロゴ制作についてご紹介します。

「より良い長野県を皆様と共に創りたい」という県の熱意が込められた名称です!

制作にあたりこだわった点、完成までの流れをお話します。

 

ロゴ制作の依頼

依頼は、長野県庁税務課様からいただきました。要望は、「ガッツ感、本気が伝わるようなデザイン」。細かい指定などもなかったので、まずはこちらからデザインの提案をして進めていくことになりました。

 

キーワードを出し、デザインの方向性を決める

「ガチなが」という言葉から、連想できるものをいろいろと書き出していきます。実際に出した例は、ガッツポーズ・炎・赤・旗・山・みんなで創り上げる感など。モチーフだけでなく色や雰囲気など、さまざまなキーワードを出し、ぼんやりとしたデザインのイメージを固めていきました。

 

ラフ制作

先程出したキーワードから、ラフを制作していきます。手を動かすことで、新しいアイデアを思い付くこともあるので、数は決めずにある程度時間を決めて描きました。今回は50個ほど制作。ここからデータ化するものを選び、綺麗に描き直していきます。

 

初回ロゴデザイン

出来上がったロゴデザインがこちら

A案は、ガッツポーズをメインに、「ガチ(本気)」を表現する炎を入れたデザイン。腕の角度を少し斜めにすることで、上がっていくような勢いを出しました。文字は、フリーのフォントをベースに使用。強い印象のガッツポーズと炎に合わせて、文字は主張しないシンプルなものに。書体のハネや曲線を無くしてスッキリさせました。

B案は、文字を太くすることで力強さを出したデザイン。オレンジと緑色を使い、長野県を握る手を入れることで、A案よりも地域感を出しました。こちらも、フリーのフォントをベースにして、文字をアレンジしました。

 

修正とブラッシュアップ

校正に出し、無事にデザインを気に入っていただくことができました。「A案の手に長野県を持っている案も見たい」とご要望がありました。そのまま長野県を持った手を入れると、バランスが悪くなると思ったので、レイアウトを変更。

手は、ガチッと長野県を持っているようにしたかったので、親指を曲げてより握っている感を強調。左が初回のB案で使っていた手ですが、右の方が力強さが出たと思います。炎もデザインに合わせ、別の形にして組み変えました。

 

決定

修正したものが採用され、最終決定となりました。「ガチ(本気)」な想いが、このサイトを通じて長野県全体に広がっていけば嬉しいです。

 

以上、ロゴ制作の依頼から完成までの一例をご紹介しました。ロゴは、商品や事業にとって顔とも言える大切なものです。タナカラではWEB制作を中心に、ロゴやチラシなどの紙媒体の制作も行っています。「サイトを立ち上げるタイミングに合わせてロゴを作りたい」など、ロゴ制作を考えている方はお気軽にお問い合わせください。