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信州アーツ・クライメート・キャンプ

どうもこんにちは。タナカラ&松本経済新聞の山口です。

先日、貴重な機会をいただいたので今回はそのお話を。
3月に信毎メディアガーデンで、「気候変動時代、未来を創造するアート・アクション」というフォーラムが行われました。

松本で信州AC×信大人文学部フォーラム 環境とアート、結び付ける糸口を(松本経済新聞)

文化芸術の視点から気候変動や地球環境の課題について考え、県内各地の事例を共有したり、取り組みを進めている人の話を聞いたりして、皆で学びを深めていこう、というものです。
この記事の最後には、「2023年度は、『Shinshu Arts-Climate Camp』として、文化芸術と気候について学び合う場を設け、環境コミットメントとしてまとめることを目指す」とあります。
今年度からは「Shinshu Arts-Climate Camp」が始動するということで、これはまたどのような動きがあるのか引き続き取材したい、と思っていました。

その第1回となる「信州発、アートとゼロカーボンの明日へ | 信州アーツ・クライメート・キャンプ〈会議〉第1回」が7月4日に信州大学で行われました。

 

あれ、取材する側ではなく、登壇する側になっている…!!!

なかなかこういう機会はないのですが、信州大学人文学部の金井直教授にお声がけいただき、「実践者ではないが、(松本近辺の)ゼロカーボンの事例を紹介するのならできるかも」ということで、少しだけお話させていただきました。

やはりこういう場は慣れないこともあってめちゃくちゃ緊張して、準備しておいたことも全然話せなかったんですが、せっかくなので、用意しておいた事例をここで少しピックアップしたいと思います。

松本の焼き菓子店と印刷会社が「捨てない」取り組み 余った菓子と紙を交換
事前の打ち合わせで挙げたときに「物々交換はアートとしてもキーワードになりうる」と金井先生から聞いて、そうなのか…!と思った事例

持ち帰りリユース容器「アルパッケ」 会員制で利用、環境配慮の取り組み広がる
テークアウト用のリユース(再使用)容器。使える店舗は県内各地に広がっている

松本「栞日」が水筒やタンブラー無料貸し出し 不要品を「町の共有財産」に
使わない水筒やタンブラーを回収して無料で貸し出す取り組み。「町の共有財産」という言葉がいい

松本の生花店「ことの葉」がサブスクサービス 花瓶に合わせた花、毎日数本
「ロスフラワー」削減にもなるサブスク「はなうた花瓶」

塩尻で食品ロス減らす取り組み「きのうのパン屋さん」 2カ所で無償配布
当日も少し話すことができた「ロスパン」削減の取り組み

あとは、空き家活用とか、店舗の間借り営業とかも、そうだよなあ…と。
こうして考えると、身近にもたくさん“ゼロカーボン”の事例はあるとあらためて感じました。

コラムの方で書いたのですが、松経でやっていることはこの町の情報発信。「例えるなら、地図上に『ここに何かありますよ』という点を打っていくような作業。読んでくれた人が、点と点をつないで線にしていってくれたらいいなあと思いながら、日々更新している」。なので、今回も「ゼロカーボン」「環境」というキーワードで打った点を知った人が、アートという視点で線をつないでいってくれたらいいな、と思っています。

動画もあります。よろしければ!

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