2025.10.03 #WEBデザイン
WEBデザインのはなし〜よりよく見せる写真補正〜
こんにちは。タナカラのカラサワです。
今回は、私がサイトデザインを制作する際に意識しているポイントのひとつ、写真の補正についてご紹介します。
写真の大切さ
WEBサイトにおいて、写真はただの装飾ではなく、情報や雰囲気、ブランドのイメージなどを伝える大切な要素です。明るく構図の整った写真を使うだけでデザイン全体がぐっと引き立ちますし、逆に暗かったりぼやけた写真が並ぶと、サイトの印象が損なわれてしまいます。文字ばかりのページも単調になりがちですが、写真があると直感的に雰囲気が伝わり、「ちょっと見てみようかな」と思ってもらいやすくなります。
プロのカメラマンが撮った写真は、光や構図の工夫、色味の調整までしっかりしてくれるので、並べるだけで見栄えのいいサイトになります。ただ、予算やスケジュール、撮影場所の条件などで、依頼が難しいこともありますよね。
フリー素材を使うという手もありますが、それはそれで、無料・有料にかかわらず、オリジナリティを出すことが難しいです。
デザイナーが写真の色味・明るさを整えます
「でも…自分たちで撮った写真で大丈夫…?」というお客様もいらっしゃいますが、タナカラでは、お客様からいただいた写真を使ってWEBサイト制作を行う場合、必要に応じて写真補正をしています。
ここから、実際に制作した「松本広域森林組合」様のサイトを通して、写真補正の事例をご紹介します!
①サイトデザインと写真の色味を合わせる
やや暗く赤みが強い印象でしたが、印象的な写真だったためTOPページのキービジュアルに採用し、サイトのメインカラーである緑に合わせて色味を調整しました。
まずは明るさとコントラストを調整。全体を明るくしつつ、色が飛びすぎてぼやけた部分がはっきりと見えるよう、コントラストをつけました。
その後、色味を調整して赤みを抑え、青さを強調。先ほどよりも緑の青々しさが出て、爽やかな雰囲気になりました。
補正後はキービジュアルとしてし目を引くよう高さを活かしたトリミングにしました。全体の色味とも馴染み、一体感が出たように感じます。
②逆光写真の改善
次は、逆光の写真補正をご説明します。
事業紹介で載せた写真ですが、逆光で人や重機が暗くなっています。
まず写真全体を明るくします。
ここからさらに、人と重機を調整。
しっかりと見えるようになりました!
補正で写真もデザインもよりよく
元々の画質や撮影条件によってできること・できないことはありますが、写真補正を加えることで、暗い写真や逆光の写真も見やすく、印象を整えることができます。「逆光になってしまった」「構図はいいけれど暗い」などの不安があっても安心してお任せください。
また、タナカラでは写真撮影も承っています。「サイトを立ち上げるタイミングに合わせて写真を撮りたい」など、撮影を考えている方はお気軽にお問い合わせください。