2025.07.23#ライティング
AIと一緒に、書くことを楽しもう!執筆力は、負荷をかけて鍛える
こんにちは!エンジニア・ディレクター・ライターのヤマグチです。
AIと一緒に、書くことを楽しもう!
前回「文章力」には「執筆力」「構成力」「校正力」とうい3つの要素があると紹介しました(前回の記事はこちら)。
今回は3つの要素の一つとして、まずは「執筆力」について考えます。
書くことは、「何を伝えたいか」を見つけること
書くことは、0から1を生み出す作業。何もないところから言葉を紡ぐには、やはりそれなりのエネルギーが必要です。
そんなときはまず、「誰に何を伝えたいか」に立ち返るようにしています。
- 誰に向けて書いているのか?
- 伝えたいことは何なのか?
- それは、なぜ伝えたいと思っているのか?
こうした“手前の準備”が、「執筆力」の土台になります。
文章をいきなり完成させる必要はありません。まずは「伝えたいこと」を見つける。それが書き出しの第一歩です。
書くことの、はじまりにあるもの
前回、執筆は「言葉を自分の中から生み出す力、自己表現の筋肉」と言いました。
執筆力は、筋トレのように日々継続して鍛えることで、高めることができます。
というのも、書くという行為には、運動神経に近いもの、“文章神経”のようなものがあるように思います。
特に練習したというわけじゃないのに感覚的にスラスラ書けちゃう人もいるのは、文章神経が良い人。逆になかなか言葉がうまく出てこない、そもそも書くのが嫌い、という人は文章神経があまり良くない人。
スポーツに例えてみます。スポーツが上達したいと思ったら、練習しますよね。
ちょっとの練習でうまくなる人もいれば、なかなかうまくならない人もいる。でも、練習しなければうまくはなりません。
文章を書くのもそれと同じです。ちょっとの練習でうまくなる人もいれば、なかなか上達しない人もいる。
「執筆力」を上げるためには、筋トレ。少しずつ負荷をかけ、継続していけば必ず鍛えられます。
小手先のテクニックに頼っても急に筋力はつかない。でも、ちゃんと地道に努力すれば、筋肉は裏切りらない…!
筋肉は裏切りらない…!
ちなみに…
私自身は、文章神経は普通くらいだと思います。
筋トレになったのは、まずは「松本経済新聞」の記事。そして、弊社が設立したばかりの頃、某就活サイトの記事をめちゃくちゃたくさん書いたことです。鍛えられたなあ…。
“話すように書く”が簡単にできる時代
とはいえ、やっぱり書くのは苦手という人や話すことはできるけど、書くのは面倒だという人もいるでしょう。
よく「話すように書くといい」と言われますよね。それができたら苦労はしない。
でも、今はそんな時に頼りになるAIがいます!
音声機能を使って、AIに話しかけて、要点をまとめてもらうことができる時代です。
人間が相手だと「もっと簡潔に、まとめて話してほしい」と言われる恐れがありますが、AIなら大丈夫。話す順番がまとまっていなくても、同じことを何回も言っても、ちゃんと受け止めてくれます。
例えば、毎日簡単でもいいから、1日を振り返って、感じたことや学んだことを言語化する。書くのが大変なら、音声機能でAIに聞いてもらい、要点をまとめてもらうでもいいと思います。
1日のうち、少しでいいから「伝える」「書く」時間をつくる。その積み重ねが、執筆力という筋肉を少しずつ育ててくれます。
無理なく続けながら、まずは「書くこと」に慣れる。そうすればその先に「楽しむ」が見えてくるはずです。