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松本・長野縣護国神社の巨大絵馬

どうもこんにちは。タナカラ&松本経済新聞の山口です。

今年はどうやら暖冬らしいと聞いていますが、それでも朝晩の冷え込みは日に日に厳しく、ついに数字の前に横棒のような記号が付くようになってきましたね。今朝は-3℃とか。ねえ。

さて、今回の【アトサキマツケイ】は先取りの話。来年の話です。クリスマスもまだなのに、気が早いですかそうですか。

長野縣護国神社長野縣護国神社

松本・美須々にある長野縣護国神社。ここには、縦2.3メートル、横3.7メートルという巨大絵馬があります。向かって左側にある青い大きな絵馬です。

長野縣護国神社の巨大絵馬巨大絵馬に寄ってみます

絵馬の横にある立て札によると、2015年、未年のテーマは「泰然自若」。「『どんなことにも動じず、自らに従い、他に惑うことが無きよう、穏やかでありますように』という気持ちと、ヒツジの群れは『家族の安泰』を表す縁起物でもあるので、調和や平和の願いも込めた」とのこと。よく見ると、ヒツジが食む草も全て「未」「羊」「ひつじ」の文字からできているそうで…

長野縣護国神社の巨大絵馬さらに寄ってみます

…本当だ!!すごい!!!!

この巨大絵馬を描いたのは、市内のイラストレーター・古荘風穂さん。松経では、2013年・巳年のときに取材をさせてもらいました。(そのときの様子はこちら

2011年・卯年から始めて、来年の申年が古荘さんにとっては6枚目の巨大絵馬。11月下旬、制作現場にお邪魔してきました。

長野縣護国神社の巨大絵馬絵柄にはモザイクをかけてみました

絵柄は、今月22日に行われる「越年記念祭」の後の序幕式までは秘密ですが、もちろん来年の干支「サル」が描かれています。

巨大絵馬制作中使うのは水性のペンキ

だいたい11月中旬から2週間ほどかけて、神社の弓道場を借りて制作。下絵を描くものの「実際に絵馬を前にするといろいろ浮かんできてしまって、結局、描き直します」と笑顔で話します。

巨大絵馬を描く古荘さん弓道場は結構冷えます

神社なので決まりごとなどがあるのかと思いきや、意外と「古荘さんらしい、他にはない絵を」というリクエストをいただくそうで、のびのびと描かせてもらっているとのこと。でも、「私一人のものではないので、神聖な気持ちで筆を持っています」とも。

いろいろ調べてまとめた書類今回の干支についていろいろ調べて書いたもの

立て札に記してあった「テーマ」は、毎年、古荘さんがいろいろと調べて考えて、決めているそうです。今回は「サルの愛情深いところや、楽しさを出せれば」と古荘さん。

巨大絵馬を描く古荘さん話しながらも筆を動かす古荘さん

わたしが質問したり、写真を撮ったりしている間に、スルスルと筆から生まれた白色の線は、迷いなく伸びていきます。きっと、思いも願いも込めて。

どのような仕上がりになるのかは、除幕式後にお伝えしますのでお楽しみにー。

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